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オバホスパイラル

えええ!!!もう二週間経ってんの!?
ヤッベーわー、ホンマ時間の流れが早くなってきてるわ・・・!
ちょっと心入れ替えて世の中の流れに乗ってかないと!!そんなWARSTです!

とにかく溜まってる分を一気に書いていきます!
各部計測も終わって、やはり異音の原因はピストンの寿命によるガタつきだと睨んだオレ。
ピストンを新品に交換して終わりにしようかとは思ったものの、せっかくここまでバラしたんやしベアリングも交換することにしました!

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だってなんか樹脂が溶けてるしねw
指で回してみたところ「まあまあ」な異音も出てたし、まだまだ使えそうではあるけれどベアリングの交換もすることにしました!

で、ベアリングプーラーの登場です。
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ベアリングをガッチリ挟んで引き抜いていくためだけに生まれた工具!

こうやって使うのが基本なんスけど、なんだかんだで「強大な引く力」が欲しい時には役に立ってくれるニクいヤツ!・・・でも結構高いんスよねw

ほーい、簡単に抜けました~!
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反対側のベアリングはまだまだ使えそうだったので今回はそのまま!
ていうか普通は反対側のベアリングが死んでたらクランクシャフト丸ごと交換になります。

・・・ま、オレはそれを交換できてしまう男ですけど(自負)

そして新しいベアリングとクランクシャフトを持って武ラボへ!
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圧入機を借りてドスーンとNEWベアリングをブチ込みました!

エ?冷凍庫にベアリング入れてハンマーでゴンゴンせんのかって?
いやー、あの方法ってシビアかつベアリングに負担がかかるのでこのところはずっと圧入機で入れてます!
いやむしろもう圧入機買いたいって思ってます!

ベアリングも無事入れ終わって、さあ組み上げていくぞーとなったんですが、ウーン、シリンダーヘッドの汚れが気になるお年頃・・・
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まあ、ヘッドのカーボンうんぬんよりもその周りのガスケットのカス(黒い部分)だけは綺麗にしておかないと圧縮漏れの原因になるので、綺麗にナメとって上げました!ペロペロ~!
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で、バルブまで取ってしまったボクチン・・・。

「まあせっかくやし」の連鎖が起き始めている・・・。
オーバーホールスパイラルや…

裏からリューターをつないで電動「バルブすり合わせ」開始~~!!!
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って電動じゃなくて「エアー」か。

裏側を収縮チューブで固定して高速回転させるというオリジナル荒技でバルブをすり合わせていきます!!!
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まあホラ、自分のやから何やってもエエやんw

で、結局ヘッドも綺麗にしました!
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いやー、これでだいぶリフレッシュできたんちゃう?

なんかわからんけどここまで綺麗にしたら加速とか上がりそうな気がする!!
あ、せや!ついでにシリンダー出口のカーボンも軽く落としとこか~~、
とシリンダーをひっくり返し、カーボンをゴシゴシ落としていたときに、ふと気づいた…。

シリンダーの出口とマフラーの穴って大きさちがうくない?
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これは…測ってみたい!!!

つづく
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サイズチェック

あー、間が空きました!
ボーッと生きているので気がつくと3日くらい経ってしまいますわ!

というワケでクランク様までたどり着いたオレっちヌス。

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これがご本尊様か~!
まあ異音は鳴ってたもののそれなりに走ってくれてたからそこまで傷んではないと思うけど、どんな具合か診ていきますか~!

まずはベアリングから。

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なんかシール部分の樹脂が焦げて変形してましたw

こりゃ明らかに、オイル上がり→オイル不足→エンジン内部温度上昇→熱いよぉ~ってことでしょうな。
指で回してみたところ、軽く「シャー」と鳴ってたので交換することにします!

次にピストン!

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アタマの部分にはカーボンが積もってました!
で、スカート部分には定番の縦筋がそこそこ入ってます。

ドクターWARST的にはこのピストンの寿命が近づいてるからカタカタ音が鳴り、オイル上がりを引き起こしていると睨んでるんやけどそこんところどうなんや?

ちゅうワケでピストン外周の計測です。

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こんな感じでピストンの真ん中をデジタルノギスで挟みます!
あ、普段は自分の乳首を挟んでますのでご心配なく。(正しい使い方)

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37.77mm

ほほう。
ちなみにサービスマニュアルによると、使用限度は37.72mm
0.01刻みで使用限度があるってもうワケわかりませんw
はたしてこれがまだ使えるのか、もう限界が近づいてるのかわかんねエ!!

そーんなときには対象実験。
そんな大げさなもんでもないけど、新品のピストンの外周を計測すればいいだけなのである!

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新品は38.00mm
あー、0.2mm以上も減ってるってことかー。
じゃあやっぱりピストンは新品に交換しとこう!!

新品と使い古した中古品をひっくり返して比べてみました!

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手前のスカート下端部分の厚みが明らかにちがう!
やはりこれが異音の原因か!
ピストンが削れて小さくなってシリンダーがガバガバ!よってカタカタ音!これに違いない!!
ハァハァ・・・キミのシリンダーもチェックさせてよぉ~・・・


続けてリングのチェック!
リングのチェック方法ってなかなかおもしろいです。

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こうやってシリンダーにリングだけを入れて、ピストンである程度の深さまで入れてあげて、リングのワレメちゃんにシックネスゲージを入れて隙間を測ってあげるんです!
ハァハァ・・・キミのワレメちゃんにシックネスゲージを~・・・(逮捕

まあこれは測るまでもなくほとんど隙間がなかったのでヨシとします!
ちなみに規定値はトップリング、セカンドリングともに0.4mm。オイルリングは0.8mmです。

というワケで、釈放されたら続き書きます!
って今回測っただけやな・・・

分解って結構行程長いんスね


コチャンスー!
マイズーマーに装着するシグナス用のディスクローターを未だに決められないWARSTです!

ハイ、続きです!
これね~、エンジン右側のオイルポンプカバーを取り外しました~!

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通常ならちゃんとACジェネレーターも外すんやけど、今回はとにかくショートカットしてますんで、ジェネレーターごと外しました!

ちなみに、先にACジェネレーターを外しておかないとオイルシールを交換するときに苦労しますぜ~。そしてオイルシールは新品に交換しておかないとオイル漏れますぜ~。あと、あとからACジェネレーターを外そうと思ってもネジが固くて苦労しますぜ~。

まあ拙者はそのへんは手馴れてござるゆえスッ飛ばして候なんスけど!

で、オイルポンプカバーを開けてから、改めてその周辺を見てみると・・・

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ん~~、ちょっとオイル漏れしてるなあ。
おそらく普段からのオイル漏れはポンプカバーの隙間からによるものだったのかな?
次はキッチリ締めてこう。

そしてこの段階でやっとカムチェーンテンショナーを取り外します!

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これを外す理由は、付いていると組めないから。
このあと、クランクを割るっしょ?そのあとまた組み直していくじゃない?そのときにこのテンショナーがあるととても組みにくくなるんどす~。

ここまではずしたらエンジンを反対方向に向けて、駆動系側の取り外しです!

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こっちの作業は結構誰もがやってるので、先にバラしておいても構わないんですが、駆動ケースを取ってしまうと、ラジエター、オイルポンプ、マグネット、ファン、フライホイール、ジェネレーター、オイルポンプカバーなんかのエンジン右側のパーツを外す作業がやりにくくなっちゃうんで後回しにしました!

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プーリー外しました!

って、これ純正のローラーが入ってる!!
あんれ~、ってことは今まで一度もローラーの交換をしてなかったってことかw
いや~、下駄バイクだからってぞんざいな扱いしてまんなあw

で、次にエンジンのコア部と駆動ケースの分離!
12mmのボルト×4個を緩めていきます!

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そう、作業効率UPのためクラッチやベルトは取り外しません!

あ、そうそう、この4つのボルトを外す前に、あらかじめセンタースタンドを止めているボルト×4個も抜いておくことをオススメします!
あとからだと外しにくいから!

もう全ての作業が「あとで楽するため」ですw
まあそれだけ今まで苦労してるっちゅうことッスな!

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分離完了!

センスタのボルトは抜いてあるし、駆動ケースは不安定だしで、ボルトを抜いた瞬間に一気に崩れ去りますのご注意をw

で、やっとこさクランク割り。

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にしてもだいぶ汚い。

漏れたオイルに砂埃やらが蓄積して、ンマーきちゃないw
まああとである程度は綺麗にしてやろうかな・・・

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クランクを割るにはエンジン後方にある9本のボルトを抜きます。

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汚れで見つけにくかったりするし、特に一番下の段のはエンジンを横にした状態では見えないのでよく確認しましょう。あと、左下のボルトはオイルドレンボルトを外していないと干渉して抜けません!

すべてのボルトを抜いたらエンジンを立てて、ハンマーでコンコンコーンしてやればパカッと御開帳~!

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ラスボスのクランクシャフト様の登場です!! 

つづく~!

マニアック分解

こんにちは!
持ち前の根暗さが重なり、負のオーラ全開になってしまったので淡路島ライドはお見送りしただけになったWARSTです!

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なんかねー、みんなで淡路島にズーマー持ち込んで走り回ったりするんだって!
めっちゃ楽しそう~・・・

だったんですが、闇を抱えたまま明石海峡大橋は渡れないってことで今回は断念。

引きこもりはおとなしく引きこもっておきますよー

ってことで自宅で一人、エンジンをバラしていくのであった。

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オイル、クーラント液を抜き終わったら次は吸気系パーツの取り外しです!
ホントは一つ一つ分解して綺麗にしていきたいところなんですが、普段の足として使ってるバイクのエンジンなのでジックリそんなことしてる暇もなく、最小最短の工程で進めていきます!

キャブもマニホールドの付け根とエアクリを止めてるボルト2本、そして各ホース類のみをはずしてゴッソリと取り外しました!

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キャブ前後のゴム系は結構キツくハマってるので、取り外すのも付けなおすのも結構苦労するんやけど、そういった工程をすっとばしていくのだ。

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んー、結構ゴミが乗ってるなあ。
ちなみに今回はホイールも外しません!

で、いよいよエンジン本体の分解に入っていくんですが、その前にやっておくべきことがある!
それはエンジン上部にあるチェーンテンショナー調整用の+ネジを緩めておくことだ!

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ここ、だいぶ後になってから外さなければいけない時がやってくるんですが、先に本体からテンショナーを取ってしまうと外しにくくなってしまうんです!だからあらかじめ緩めておくのだ!
結構デカめの溝なんで、普通のドライバーを使うとナメナメペロペロしちゃうこともあるからレンチ系で攻めるのがベター。

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とりあえずは緩めるだけでオッケー。

次はマフラーの取り外し。

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マフラーはエキパイのボルト2本と本体を止めてるボルト2本の合計4本だけで止まってる。
先にエキパイ側を取ってから本体側を取る。
マフラーが熱いうちにこの作業をすると軽い拷問が味わえるのでMっ気男子はぜひ試して欲しい。

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マフラーをはずしたら次はラジエターの取り外しだ!
四隅のボルト4本で止まっているのだが、先にラジエターホースを外しておくことをオススメするッ!
あと、エジエターの裏側とエンジン本体も金属製のホースでつながってるので、ボルト4本を外したら力技でズコッとラジエターを外す必要があるぞ!

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で、その流れでウォーターポンプも取り外します!
ウォーターポンプを止めている3本のボルトは他のボルトと微妙に長さが違っているものもあるので注意だ!
まあオレともなるとどのネジがどの部分のものなのか見ただけでわかるから注意なんてせえへんけどな!!

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ウォーターポンプ奥のマグネット取り外しました~

このあたりからマニアックな技を使わないと先に進めなくなってきます!
このマグネットの取り外しは最初は戸惑うかと思います。
ボルトを外そうとするとマグネットも一緒にまわっちゃうんですね~w
しかもこのボルトが結構奥にあるんでロングなソケットでないと届かないし、変に力を入れるとボルトをナメちゃうんです。

さらに言うと、この時点でチェーンテンショナーを外してたりするとどうにもこうにもならなくなっちゃったりするんですよね~。

ま、はずし方をざっくり言うと、
・テンショナーは外さないでおく
・フライホイールかプーリーが回らないように固定する
・ロングソケットを使ってナメないように注意しながら「クッ!」といく

って感じッス。

で、無事にマグネットが取れたら次はフライホイール。

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これは特殊工具がないと外せません!
フライホイールを固定しつつ17mmのソケットで中央のボルトを外して、

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「フライホイールプーラー」っちゅう工具でうんじゃらかんじゃらのどーちゃらこーちゃら。

ってこの作業自体は簡単なんやけど、プーラーと、そのプーラーを固定する大きめのモンキーレンチがないとどうにもなりません。

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ホイ、外れました~

じゃあまた続きます~

ズーマー系エンジンをオーバーホールする

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高級ステッカー購入しました!!

ってホンマこのステッカー高いよなあ。色によって値段も違うしw

あ、どーもWARSTです!
ついついご無沙汰がちです!!

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どすーん。

日常の足、バイト君のエンジンなんですが、どうにもこうにもエンジン内部からのメカニカルノイズが消えません!まあいわゆるカタカタ音です。

でもまあ下駄バイクやし少々の異音なんて気にしてなかったんやけど、このところすこぶる加速が落ちてきてて、アクセル全開でもなかなかスピードが乗ってこないんスよね~。

併せて、原因不明のエンジン下部からのオイル滴りと白煙モーモーな「オイル上がり」などなど、はっきり言ってブッ壊れてます。

というワケで、ダマしダマしで乗ってきたものの、ここらでもう限界っちゅうことで、重い腰を上げてオーバーホールしてやることにしました~!!

まあ他人のエンジンはしょっちゅうオーバーホールしてるんでこんなもんチョチョイの直腸!
エンジンの型式はズーマーと同じやし、中身も同じなのでオーバーホールしたいな~って人の参考になればいいと思います!
ほんじゃ早速バラしていきまっか~!

まず最初に用意するのはエンジンから出るオイルを吸収するための生理用ナプキン。オススメはもちろん僕らのロリエ!夜用がベスト!

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・・・なんだけど、初潮がまだって男子も多いよね?
かといって家族のナプキンを使うのも気が引けるし、街で歩いている女の人に声をかけて、
「あの~、すみません、今日生理ですか?もしよかったらナプキン分けてもらいたいんですけどぉ~・・・あ!新品のじゃなくていいですよ!今使用してるやつで構いません!!」
なんて恥ずかしくて言えないじゃないですか。
相手だって使ってるわけだしさ、気が引けるじゃない?

そんな時には百円均一なんかで売っている油吸収シートを使いましょう!

というワケで、まずはエンジン下部のドレンボルトを外してオイルを捨てます。

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通常0.6リットルが流れ出るはずなんやけど、オイル上がりだか下がりだかのせいでエンジン内部のオイルが減っていてちょっとしか出てきません\(^0^)/

次にラジエターのクーラント液を抜きます!
ラジエターカバーをはずして、下にあるドレンボルトをはずしていくんですが、

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通な人はドレンボルトを緩める前にマーキングをしておきます。

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こうしておくことで後で締めるときの締めすぎを防止するのだ!

というのもこのドレンボルトってただの樹脂でできているから締めすぎると折れちゃうんですよね~☆
実際オレも折ったことがありますw

マーキングしたらボルトを緩めていくんやけど、このドレンボルトって実は星型の、ヘクサロビュラ?の穴なんです。

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まあ、こんなん使わんでもペンチで挟んでやれば簡単に回るんスけど、傷がいくのも嫌やしってことでちゃんとレンチで回してあげます!

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あ、この時もあらかじめ下にロリエを敷いておくことを忘れずに!クーラント液が結構勢いよく出てきちゃうから気をつけて!

エ?ロリエ持ってない?百均で買った油吸収シートは?
えええ!さっきのオイルので全部使い切っちゃったってー!?

そ~んな時には私立系の女子高なんかの校門前に行けばよし!
街中と違ってピンポイントに女性がいるし、なによりまだ体が成熟していないから生理周期も不定期!つまりいつ生理になってもいいようにナプキン所持率が高いのだ!!(v^ー゜)

え?ナンパと間違われるのが嫌だし、声をかけづらいって?
ハッハッハッ!それならプラカードに「ナプキンください」って大きく書いて校門前で立っていればいいだけのこと!悩む前にまず実行!ヨシ!行ってこい!!

ま、オレの場合はオイルが少なかったんでさっきの油吸収シートで間に合いましたけど。

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ちなみにラジエター上部の蓋を開けると一気にジョバッと出てきてくれます!

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続く~!
プロフィール

WARST

Author:WARST
みんなで考えよう地球の未来!

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